2025読んだ本
最後まで読んだものだけ。読んだ順。複数巻に分かれているやつはシリーズものでなければ統一しています。ペンギンとか、資料寄りの本は省いています(そもそも読み切ってないね)。
大仏ホテルの幽霊(カン・ファギル/小山内園子)
タタール人の砂漠(ブッツァーティ/脇功)
夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです(村上春樹)
光ってないです(イム・ソヌ/小山内園子)
かわいい女・犬を連れた奥さん(チェーホフ/小笠原豊樹)
タイムマシン(ウェルズ/池央耿)
海にすむ少女(シュペルヴィエル/永田千奈)
死に急ぐ鯨たち・もぐら日記(安部公房)
箱男(安部公房)
英国諜報員アシェンデン(サマセット・モーム/金原瑞人)
ザリガニの鳴くところ(ディーリア・オーエンズ/友廣純)
フランス革命: 歴史における劇薬(遅塚忠躬)
ハイパーたいくつ(松田いりの)
郵便局(チャールズ・ブコウスキー/都甲幸治)
隠し部屋を査察して(エリック・マコーマック/増田まもる)
物語の役割(小川洋子)
雲(エリック・マコーマック/柴田元幸)
アンダーグラウンド(村上春樹)
愛について語るときに我々の語ること(レイモンド・カーヴァー/村上春樹)
世界99(村田沙耶香)
スプートニクの恋人(村上春樹)
詩人と女たち(チャールズ・ブコウスキー/中川五郎)
現代思想入門(千葉雅也)
アフターダーク(村上春樹)
歌おう、感電するほどの喜びを!(レイ・ブラッドベリ/伊藤典夫・他)
月と6ペンス(サマセット・モーム/金原瑞人)
ピンポン(パク・ミンギュ/斎藤真理子)
ミザリー(スティーヴン・キング/矢野浩三郎)
白い服の男(星新一)
一人称単数(村上春樹)
ゲド戦記1 影との戦い(アーシュラ・K.ル=グウィン/清水真砂子)
ゲド戦記2 こわれた腕輪(アーシュラ・K.ル=グウィン/清水真砂子)
ゲド戦記3 さいはての島へ(アーシュラ・K.ル=グウィン/清水真砂子)
スクイズ・プレー(ポール・ベンジャミン/田口俊樹)
言葉人形: ジェフリー・フォード短篇傑作選(ジェフリー・フォード/谷垣暁美)
大聖堂(レイモンド・カーヴァー/村上春樹)
ゲド戦記4 帰還(アーシュラ・K.ル=グウィン/清水真砂子)
書くことについて(スティーヴン・キング/田村義進)
サミュエル・ジョンソンが怒っている(リディア・デイヴィス/岸本佐知子)
分解する(リディア・デイヴィス/岸本佐知子)
割れたグラス(アラン・マバンク/桑田光平)
誰でもない(ファン・ジョンウン/斎藤真理子)
こうしてイギリスから熊がいなくなりました(ミック・ジャクソン/田内志文)
ゲド戦記5 ドラゴンフライ(アーシュラ・K.ル=グウィン/清水真砂子)
妄想銀行(星新一)
私たちが光の速さで進めないなら(キム・チョヨプ/カン・バンファ/ユン・ジヨン))
ナイフ投げ師(スティーヴン・ミルハウザー/柴田元幸)
ゲド戦記6 アースシーの風(アーシュラ・K.ル=グウィン/清水真砂子)
ゲド戦記別冊 火明かり(アーシュラ・K.ル=グウィン/清水真砂子・他)
カフカ断片集(フランツ・カフカ/頭木弘樹)
ウィキッド(グレゴリー・マグワイア/市ノ瀬美麗)
月のケーキ(ジョーン・エイキン/三辺律子)
ムーミン谷の十一月(トーベ・ヤンソン/鈴木徹郎,)
ニューロマンサー(ウィリアム・ギブスン/黒丸尚)
ファイト・クラブ(チャック・パラニューク/池田真紀子)
カフカ短篇集(フランツ・カフカ/池内紀)
奥の部屋 ロバート・エイクマン短篇集(ロバート・エイクマン/今本渉)
君のクイズ(小川哲)
アサイラム・ピース(アンナ・カヴァン/山田和子)
さまざまな迷路(星新一)
魚が存在しない理由(ルル・ミラー/上原裕美子)
時間は存在しない(カルロ・ロヴェッリ/冨永星)
芥川龍之介選 英米怪異・幻想譚
地図と拳(小川哲)
グレート・ギャツビー(スコット・フィッツジェラルド/村上春樹)
海辺のカフカ(村上春樹)
ロング・グッドバイ(レイモンド・チャンドラー/村上春樹)
カラマーゾフの兄弟(ドストエフスキー/原卓也)
少年が来る(ハン・ガン/井手俊作)
とんこつQ&A(今村夏子)
ハンチバック(市川沙央)
センスの哲学(千葉雅也)
ホビットの冒険(J.R.R.トールキン/瀬田貞二)
魔女と聖女(池上俊一)
動物農場(ジョージ・オーウェル/山形浩生)
秘儀(マリアーナ・エンリケス/宮崎真紀)
言語化するための小説思考(小川哲)
カンガルー日和(村上春樹)
青い蛇(トーマス・オーウェン/加藤尚宏)
尼僧とキューピッドの弓(多和田葉子)
82年生まれ、キム・ジヨン(チョ・ナムジュ/斎藤真理子)
地球にちりばめられて(多和田葉子)
星に仄めかされて(多和田葉子)
太陽諸島(多和田葉子)
この世界からは出ていくけれど(キム・チョヨプ/ユン・ジヨン/カン・バンファ)
もともと電車やバス乗ってるときとか外出先での待ち時間に本を読むことが多く、大学を退学してからは読む時間けっこう減ってました。2025年の2月くらいから家での食事中に本を読むようにしたら(食べないと死ぬので)本読む習慣が戻ってきた。文庫本は小さいので食事中に読みやすいです。カバーがつるつるなら、なんかこぼしちゃったときに汚れが落ちやすい。
読んだ本おおむねよかったです。装丁おしゃれで買った『魚が存在しない理由』だけ微妙でした。科学者デイヴィッド・スター・ジョーダンの伝記としては面白いけど、作者のエッセイとしての側面がけっこう強くてそっちはあまり好きになれなかった。読書感想文で本に関連付けて自分のエピソードを話し、本から教訓を得て人生観が変わったことにするやつの、本を人間(デイヴィッド・スター・ジョーダン)に置き換えたようなことをやっている。これは、読み物系のサービス精神にあふれたノンフィクションが好きじゃないというだけのことかもしれないです。
ひとつ選ぶなら『ゲド戦記』がすごくよかったです。ゲド戦記って言うけど原題はEarthseaで、そんなバトルって感じじゃない(むしろ非バトル寄りというか、反バトル的な)ファンタジーです。1~3巻も好きなんですけど、その上での4巻以降の世界の広げ方がよく、短編集になってる5巻が特に好きでした。
あとは韓国文学を読むようになりました。なんとなく、日本の小説読まないのと同じ感覚で読んでなかったんですけど、読んだらすごくよかったです。『光ってないです』と『ピンポン』が特によかったです。ピンポンすごすぎるって思ってるけどなんかあまり話を聞かない。みんな読んで。
あと『タタール人の砂漠』もすごかった。ずっとブッツァーティって短編の人だと思ってて、こういう凄味のある長編も書いてたの知らなかった。リディア・デイヴィスの短編掌編もよかった。レイモンド・カーヴァーも。ジェフリー・フォードの短編はやけに引き込まれる。頭木弘樹訳のカフカは軽やかでおもしろい。多和田葉子好き。
小説以外だと千葉雅也の本もよかったです。わたしは永井均とか存在論独我論寄りの本読んでたらそれしか考えられなくなって心身の調子をしっかり崩した経験があり、以降、哲学は避けて実際の世界で生きていこうと決めていたのですが、千葉雅也は実世界をどう捉えてどう生きていくかの思考のフレームワークの話をしている(たぶん)珍しいタイプの哲学者で、いまのわたしでも読めたし内容もすごくよかったです。読んでから頭の中で仮固定って言葉めっちゃ使ってる。
部屋がけっこう狭くて、そろそろ本を床に置くしかなくなりそうです。既にトランポリンの上には置いてる。もう読まなそうな本を処分したいけど、読み終わった本の大部分は読み終えられる程度にはよかったから捨てたくないし、読み終わってない本は内容がどうであれもったいなくて捨てられない。どうしたらいいんだろう。