月報

こんばんは。おいし水です。2024年4月の月報です。

ペンギンやっとる

記憶はないですがけっこうやってた気がします。探索シーンとかをやっていました。具体的に例を挙げると、マップ生成の仕組みを一新したりしています。これまでは棒倒し法などのシンプルめな生成アルゴリズム(かっこいいからアルゴリズムって使ったけど意味違うかも)を使ってマップを生成していましたが、事前に手動で作成したセクションを繋ぎ合わせる方式に変わりました。これによって、エリアごとの個性を手間をかけずにある程度出せるようになりました。

あとはアッパーレイヤーシーンと呼んでいる、その日の行動を選ぶシーンのUIをけっこう変えたりしました。

もともとはこんな感じだったのが……

こんな感じになりました。

どっちが好みかは人によるでしょうが、変更後のほうが見やすくなったんじゃないかと思います。おおむね、しっかり作り直せばよくなるものだと思っています。どこで止めるかが問題ですね。有限性と向き合わないとっ。

これからの目標としては、もともと5月に1章までを仮で動かせるようにしようと思っていたのですが、ストーリーが決まらないと実装とかもしにくいので、ストーリーの完成を最優先に進めることにしました。いまは1章まで終わって2章の途中です。色々と固まってきたので、けっこう進むようになってきました。ストーリーの進捗で言えば、いまは1/7くらいは書いた気がする。ゲーム全体で必要なテキストで考えたら1/10くらいかも。やれば終わるのでやります。

急いだほうがいいと思いつつ、そこまで急いでないです。ぜんぜん本読んでゲームしてピアノ弾いてる。急げばその分だけ進むわけではなくて、きっと限界まで急いでも普段の1.5倍速とかでしか進まない気がします。完成まであと1年かかるとして、それが8ヵ月になる。でも、はやく完成させないと!って常に焦りながら8ヵ月、進んでるのか進んでないのかわからない量の作業を進めるのは精神的にかなりつらそうです。だから、このままのペースでやっていこうと思います。続けられることを最優先にします。自分を正当化する言葉が湯水のように溢れ出てきますね。

そんなに書くこともないので、今月読んだ本と遊んだゲームの感想を書きます。日記すぎる。

虎よ!虎よ!
おもしろかったです。プロローグのあとの序盤のあたりがいちばん好きかも。すごくわくわくします。ゲームだったらあそこでタイトル出るよ~って思って読んでました。

ハルムスの世界
おもしろかったです。その通りだと思いました。おばあさんの落下死が連鎖するやつがいちばん好きでした。

魔女の子供はやってこない
おもしろかったです。同じ作者の〔少女庭国〕は百合と聞いて読んだらあんな感じだったので好きではないのですが、こっちはすごく好きでした。5話の「魔法少女帰れない家」がすごすぎて読めてよかった~って思いました。

プロジェクト・ヘイル・メアリー
おもしろかったです。なんというか、SFを読んでるときの「うわ~すごい~~~~~~~~」みたいな気持ちにはならず、ただ「おもしろいよ~~~~~~~~~~」って思って読んでました。善意の話なのもよかったです。なんかこの小説ってインターネットでの評判に反して内容についての話をまったく聞かない気がする。みんな言わないようにしてるのかな。一切中身を知らないで読めてよかったですね~。

東京都同情塔
表紙がイラストだと思ってたら実写っぽくて驚きました。歯磨きよりフロスのほうが効果的なのは自明、みたいなことが書いていて、その通りだと思いました。フロスは使うのが難しすぎるので糸ようじを使っています。フロスって難しくないですか?

読者を没入させる世界観の作り方
創作術の本は一部を除いて勉強のために読む意味はないと思っていますが、これは特に読む意味がなかったです。でもなにかを期待して買っちゃいますよねえ!そして実際、これまで読んだフィルムアート社の本はけっこう役立ってる気がします。「感情」から書く脚本術はかなりよくて、ストーリーは観客の感情を操作するジェットコースターみたいなもので、映画はだいたい感情の流れが同じだよって話とか、具体的な考え方とか技術が書いていてよかったです。あとダイアローグ 小説・演劇・映画・テレビドラマで効果的な会話を生みだす方法もかなりよかったです。要は何も考えずにテキトーにセリフを書くな、意図を持って書けという話で、これもすごく役立っています。脚本術とかの優れた本って全体を一行でまとめられて、その一行を頭に入れておくだけで意味がある感じがします。この本はそれがなかったです。あと、そろそろ買って放置している文体の舵をとれをちゃんとやりたいです。

哀れなるものたち
好きではなかったです。グロいよ~って思って読んでました。終盤に仕掛けというか、そういう構造があり、嫌だ~って思いました。でも仕掛けがあってもなくても好きではなかったと思います。けっこう久しぶりに好きではない、というのを超えて拒否反応というか、嫌悪感を抱いた小説でした。高校生の時に読んだ〔少女庭国〕以来だと思います。自分でもよくわかっていないのですが、キャラクターが作中の出来事ではなく、作品のメタ的な構造によって蔑ろにされるようなものが嫌いなんだと思います。自分が信じているなにかを侮辱されたような気持ちになります。なんだろう。

息吹
おもしろかったです。表題作がすごくよかった。あと世界線を分岐させる機械の話もよかった。テッド・チャンってめちゃおもしろテーマを扱いつつ、最後は情に収束させるところが好きです。人間が好きなんだな~というか。

ゲーム

アノマリーコラプス
おもしろかったです。Into the Breachっぽくもあった。わたしってターン制の、キャラクターと敵の位置が重要なタイプのゲームが好きなのかもしれない。Darkest Dungeonとかも……。FEとかみたいなシミュレーションとはまた違うというか、いや、XCOM2とかも好きなんですけど、なんか、わかりますか……?

キャラクターの装備枠が少なくて装備品がかなり余り、シナジーのゲームなのにシナジーを試せない息苦しさはありました。でも全部装備できたら強すぎるのかもしれない。ゲームのリソースって過剰よりやや不足しているくらいのほうが面白いと思っているので、装備枠は十分に用意して装備品の入手機会自体をしっかり減らす調整とかを自分ならするかも。リリースされて間もないのでバランス調整関連の更新が多く、確認するのを楽しみにしています。

ワイルドフロスト
おもしろかったです。冬や氷をテーマにした戦闘BGMが大好きなのですが、このゲームはそれしかないようなものなので嬉しかったです。絵もかわいい。リリース当初、Steamの評価が「やや好評」なのを見て買うのが遅れたのですが、不当な評価に思えました(当初のバランスがひどかったのかも)。グラフィックとかスマフォゲームっぽいUIからカジュアルな印象を受けたプレイヤーの期待から外れた、というのはありそうです。評価って期待との差かも。

敵の集団というかデッキ?はそれぞれコンセプトが明確なので、自分のデッキとの相性によってメタを張られてかなり苦戦します。気持ちとしては常にSlay the Spireの3層のボスしかいない感じです。だからゲーム全体として、いかに柔軟に対応していくかが求められておもしろいです。通常最終ステージは過去クリアしたときのプレイヤーのデッキをもとに作られるので、過去の自分へのメタデッキを作る、という目標があるのもおもしろいです(敵になったときに特殊効果が失われる味方が多く、こちらがターン毎に使えるカードも敵は使えず、部分的にしか機能していませんが)。

Buckshot Roulette
よかったです。ショットガンのロシアンルーレットのゲームですが、システムよりはグラフィックとか雰囲気がよかったです。ゲームとしては突き詰めていっても1/3くらいのリスクはつきまとうので、(たぶん)最善手をとって死亡したときの反省がなく、は?結局運じゃん!馬鹿っ!という気持ちが強かったです。マルチプレイに対応するっぽいですが、COM相手よりそっちのほうが楽しめる気がします。こういうゲームで人間に運で勝つのは最高に気持ちがいいから……。

Astrea: Six-Sided Oracles
わりとすぐやめちゃいました。システムが慣れれば面白いのかも、と思いつつ、毎ターンダイスをちまちまいじってあれこれ手続きするのを繰り返すことに戦っている実感が湧かず虚しくなりました。ずっとDicey Dungeonsの魔女をやってる感じでした。ゲームが単なる数字のやりとりや手続きの繰り返しであることがむき出しになると、苦しい!

Stellar Blade
おもしろいです。まだやっています。アダムの声がいいですね。ラスティとかの系譜というか……。SF的な清潔で巨大でなんか光る施設がたくさん見られて嬉しいです。warframeのコーパス周りのデザインがかなり好きなのですが、そんな感じのものがたくさんです。というか、現代に合わせて一新された買い切りのwarframeが遊びたいです。

それと、自分で思っている以上にキャラクターの着せ替えがある(そして衣装は課金ではなく、ゲームを進めることで入手できる)ことがAAA級のゲームを進めるときのモチベーションになっている気がします。ソウルシリーズとかも服がたくさん手に入って嬉しいです。

こんな感じです。どうすか?以上です。今月もシナリオばかりだと思うので、書くことがなさそうです。書くことがなさすぎるので質問を募集して答えるやつとかしようかな。でもなんかおこがましいですよね……気持ちがいいことを言えそうな質問ばかりピックアップして答える自分を想像して、おえ~ってなりますね……なんというか、質問を募集してそれに答えるのって『一線』な気がしますね……一線だな……超えるか?一線……質問を募集するっていうのは、なんというか、自分から進んで『場』とか『柱』になる行為ですよね……なるか?場……どうしよう……さようなら……。